こんにちは!ときおです!
卓球ラバーは各メーカーから多くの種類が発売されていますが、表裏ラバー(表ラバー・裏ラバー)の違いは理解していますか?
ツルツルとブツブツの見た目以外に、何が違うのでしょうか。
これから卓球を始めようとしている方で、表裏ラバーをどう選んだらよいのか分からないという悩みの声が聞こえてきそうです。
そこで今回は、部活をこれから始める初心者の方向けに表・裏ラバーの選び方を解説したいと思います。
ちなみに情報サイトによっては、表ラバーは「表ソフト」「表ソフトラバー」、裏ラバーは「裏ソフト」「裏ソフトラバー」と呼ぶことがありますが、すべて同じものです。
この記事の内容
- 表裏ラバーの違い
- 初心者がまず選ぶべきは表?裏?
表裏ラバー選びをする前に
表裏ラバーを選ぼうとしている方、その前にそもそも卓球を始める準備はできていますか?
ラバー選びの前に、ラケット選びや卓球を始めるための必要最低限のグッズ紹介をさせていただきます。
卓球ラケットは決まってる?
ラバーを貼るためのラケット選びは済んでいますか?
実は卓球を始める上で、一番重要なのがラケット選びです。プレースタイルを決める上で一番重要なものです。卓球ライフの道筋を決める大切な初期ステップですので、しっかり検討しましょう。
以下はラケットを決めるためのプレースタイル一覧です。
- シェークハンド 攻撃型
- シェークハンド カットマン(守備型)
- ペンホルダー 攻撃型
- ペンホルダー 粒高(守備型)
詳細は以下記事にて書いていますので参考にしてください。
最低限のグッズはそろっている?
卓球ラケットだけでは、卓球を始めることはできませんよね。
ラケットを収納するバッグやメンテナンス道具、ボールなど最低限必要なものがあります。部活に所属するのであれば、公式試合にも出る予定がありますよね。
以下、最低限の必要なグッズを列挙しています。
- ラケット & ラバー
- 卓球ボール
- シューズ
- ユニフォーム
- ゼッケン
- 収納グッズ
- メンテナンスグッズ
詳細は以下記事に書いています。ぜひ卓球を始める前の必要グッズの確認をしてみましょう。
ちなみに卓球メーカーであるバタフライ社も、卓球を始めるためのグッズを紹介しています。こちらもリンクを貼っておきます。
表裏ラバーの違い
表ラバー・裏ラバーの違いを解説していきます。
なぜ「表」「裏」なのか
まずは、そもそもなぜ「表」「裏」と呼ぶのか気になりませんか?
昔はゴム(ラバー)を直接ラケットの板に貼り付けていました。ゴムの平らな面に接着剤を付けて板に貼り付け、ゴムの凸凹がある面で打つのが一般的であったため、凸凹面を「表」と呼んでいました。
その後、ゴムとラケットの間にスポンジを挟む技術が進んだことで凸凹面を下にして貼り付けたものが「裏」となったというものです。
卓球の歴史の名残が、そのまま名称になっているんですね。
表裏ラバーの機能的な違い
表裏ラバーの違いについて、機能的な違いを解説します。画像についてはバタフライさんのHPより引用させていただきました。
裏ラバーは【回転】タイプ
裏ラバーはボールに接する表面積が多いため回転がよくかかります。
そのため、サーブに回転をかけたりドライブをしたり、ツッツキなどの回転系の技に適しています。
ただ、回転がかけやすいという事は相手の回転の影響も受けやすいという事で、基礎をしっかり習得していないと相手の回転に対応出来ません。
なお、裏ラバーはラバーそのものの癖が少なく基礎技術の修得に適したラバーです。
表ラバーは【速攻】タイプ
表ラバーはボールに接する表面積が少ないので相手の回転の影響を受けにくく、早いピッチで球を打つことを得意とします。
ただ、回転を掛けにくいという事は、返球が単調になりがちという欠点があります。またドライブがやりにくいため角度打ち(ミート打ち)という技術の修得が必須で、少し修得には時間がかかります。
裏ラバーのドライブ等を中心とした多彩な回転を武器にした戦術と違い、表ラバーは相手の回転を気にせず前陣速攻でボールを打ち返して行くスタイルが主流です。
価格や寿命の違いは?
表裏ラバーで価格や寿命(張り替え時期)に違いがあるのか、コスパ的にも気になるポイントですよね。
ラバーの表裏の違いで、価格に大きな違いはありません。”裏ラバーだから高い”など無いです。
ラバーの寿命ですが、こちらも大きな違いはないと思います。”表ラバーだから寿命が短い”などありません。
私自身、表ラバーも裏ラバーもどちらも使っていましたが、ラバーの貼り替え時期(回転数や弾性が落ちてきた)は同じくらいでした。
初心者がまず選ぶべきは表?裏?
表裏ラバーの違いが理解できたところで、初心者の方はどちらを選ぶべきでしょうか?
初心者であれば、裏ラバー
初心者の方であれば、「裏ラバー」を使いましょう。
というのも、裏ラバーが得意とするドライブやツッツキなど回転系の基礎技術は必須です。
対戦相手の選手も当然回転系の技術を使いますので、その回転を読んだり返球をするためには、自分が使いこなさないといけないからです。
逆に言うと、初心者の頃から表ラバーで練習するとドライブやツッツキ等の回転系技術に変な癖がつき、相手の回転を読めなかったり将来裏ラバーを使いこなせない可能性があります。
ただし、所属チームの顧問や監督の指示があれば、必ずしも裏ラバーでなくてもOKです。その指示に従いましょう。
基礎固めの後にはラバー変更の検討を
裏ラバーで回転系の技術を習得した後であれば、表ラバーへの変更を検討しましょう。
特にシェークハンドであれば片面を表ラバーに変更すると良いでしょう。
裏ラバーを使って回転技を駆使し、時には表ラバーで速攻攻撃を行う。とても楽しくなると思います。卓球をやってる!戦術を使ってる!という気分になりますよ。笑
ただし、ペン型の方はよく検討して変更しましょう。所属チームの顧問や監督に相談してみると良いと思います。
回転系から速攻系に変更するのがNGではありませんが、ペン型だと1枚ラバーのため、戦術が大きく変わってくるからです。
初心者向け おすすめラバー
表裏ラバーの特徴について理解した後は、実際に各メーカーのどのラバーを選ぶかですよね。
もしどのラバーにすればよいのか迷っているのであれば、おすすめのラバーを記事にしています。特に初心者向け5選を私自身の目線で選んでいますので参考にしてみてください。
ラバーの貼り替え方法も理解しておこう
ちなみに、ラバーは消耗品ですので定期的な貼り替え(交換)が必要です。貼り替えをしないと回転数や弾性(スピード)が落ちてくる等、プレーに影響が出てきます。
目安となる貼り替え時期は以下の通りです。
1日の平均練習時間別の貼り替え目安
- 1~2時間の場合:約4ヶ月
- 2~3時間の場合:約3ヶ月
- 3~4時間の場合:約2ヶ月
別記事にてラバーの貼り替え時期や方法について解説しています。こちらも参考にしてください。
まとめ
今回は表裏ラバーの違いについて解説しました。
ラバーを使いこなして、実力をあげよう
これまでの説明の通り、回転系なのか速攻系なのか、表裏によって戦術が大きく異なります。
そのため、シェークハンドの表裏に分けて貼れば回転も速攻も使い分けることができ、戦術に広がりがあります。ただし、使い分けには練習を有するでしょう。
逆に言うと、表裏ラバーの特性を使いこなすことができれば、その実力はどんどん向上すること間違いなしです。少しでもこの記事が、みなさんの実力アップの助けになれば幸いです。