こんにちは!ときおです!
先日TBS系の番組「ラヴィット!」で桶ット卓球というものが放送されました。
番組にはゲストで水谷・吉村選手がペアで出演されていました。とても盛り上がって放送時間ぎりぎりまで白熱した戦いをしていました。観ていない方、そもそも桶ット卓球って何?って思いませんか?
そこで今回は、桶ット卓球とは?について解説したいと思います。
この記事の内容
- 桶ット卓球について解説します
- 桶ット卓球にブームがくるのか
- 全国のご当地卓球について解説します
そもそも桶ット卓球とは
桶ット卓球について
通常のラケットの代わりに木製の風呂桶を使用して行う卓球のことです。ラケットのほかに卓球ネットも桶を並べたものになっています。(台やピンポン玉は通常の卓球と同じ)
また、2人1組(ダブルス)で行い、通常の卓球のようにシングルスなどはありません。
桶ット卓球の発祥
発祥は兵庫県にある丹波篠山市です。兵庫県の中東部に位置し人口約3.8万人の町です。丹波栗や黒豆が有名な町としても知られています。
始まりは平成22年。「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」という地元の温泉施設の利用促進ということで、この桶ット卓球が発案されたようです。市の広報誌にも載っているようで、市全体で盛り上げているんでしょうね。
以下、関係先のリンクを載せさせてもらいます。
桶ット卓球の特徴
風呂桶を使うというのが一番の特徴ですが、他にもこんな特徴があります。
●試合形式はダブルスのみ。シングルスは無い。
●サーブを打つ際にトスボール側は「アーユーオッケー(桶)?」と言い、サーブ側は「オッケー!(桶)」と声を掛け合う、というもの。何も言わずにサーブすると失点になる。
●桶のネット内で止まった場合は失点だが、失点側が「桶ット!」と先に叫んだ時はノーカウントとなる。
面白いルールですよね。「ラヴィット!」内でも、かなり盛り上がっていました。
●素晴らしいコスプレを披露した人には『コスプレ賞』というものがある。
「ラヴィット!」を見て前回大会の優勝者が、なぜ忍者・くノ一のコスプレをしていたのかわかりますよね。卓球結果だけではなく衣装も評価されるということもあり、エンタメ性もある競技ですね。
丹波篠山市のHPには、大会の様子が投稿されていますが、皆さんコスプレも楽しんでいるようです。
桶ット卓球に参加するには?
こんだ薬師温泉ぬくもりの郷さんのHPから応募するようです。
競技部門は「男性ペア部門」「女性ペア部門」「男女ペア部門」「小学生ペア部門」の4部門で、各部門とも参加定員数があるので、次回大会の際には、お早めに申し込むのがよさそうです。
参考までに、第8.5回大会の募集要項は↓こちら(公式)↓になります。
→ こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷 【受付終了】第8.5回全国桶ット卓球大会
※上記情報はいずれも第8.5回全国桶ット卓球大会の実績より。
桶ット卓球ブームは来るか
まず結論ですが、ブームは来ると思います!
というか「もうブームきてるよ!」と思われている方もいると思います。以下私が思うブームの根拠です。
根拠1 テレビ番組で紹介されたこと
何といってもTBS系の「ラヴィット!」で計5回も全国放送されたことではないでしょうか。回を重ねるごとにSNS上での注目度が増しているように感じます。
併せて、水谷さんや平野さん、吉村選手などプロの選手も参戦し、番組内でも規模を大きくしているのがわかります。
第6回以降の開催にも期待が高まります。
根拠2 日本大会→世界大会と規模が大きくなっている
丹波篠山市で開催されている大会も規模が大きくなっています。
それまでは日本大会として国内参加のみでしたが、2020年3月の大会は世界大会として開催されました。なんと12カ国98チームが参加したようです。
※参加国:日本、アメリカ、インドネシア、タイ、大韓民国、中華人民共和国、トリニダードトバゴ、フィリピン、ブラジル、ベトナム、南アフリカ、ミャンマー
この人たちは、どうやって桶ット卓球の開催を知ったんでしょうね。笑
ちなみに世界大会の様子は、市のHPからも確認できます。
→ 初の桶ット卓球世界大会(市長日記R2.2.18)/丹波篠山市
ちなみにその後はコロナの影響もあり、大規模とはいかないものの大会自体は今年9月に再開されましたので、今後の規模拡大にも期待が高まりますね。
根拠3 ルール含めて面白い
そもそも面白い!というのが、もしかしたら一番の根拠かもしれません。
というのも、風呂桶でやるとラリーが続きますし、ダブルスも交互に打たなくても良いルールなので、激しいフットワークも必要ありません。年代問わず幅広くでき、声掛けなどでコミュニケーションも広がるエンタメ性のある競技です。
私も「ラヴィット!」を見て初めて桶ット卓球を知った者の一人です。次回スケジュールがあえば本場の丹波篠山市の大会に参加したいなーと思います。
ちなみに、公式のルール解説がYouTubeにあったので貼っておきます。参加したい!という方は事前に勉強しておきましょう!
多種多様なご当地卓球
この桶ット卓球をきっかけに、他にご当地卓球がないか調べてみましたが、なんと全国に様々なご当地卓球がありました。その一部になりますが、紹介しておきます。
温泉地 | 大会名 | 使用ラケット |
---|---|---|
熊本:黒川温泉 | てがたっきゅう | 入湯手形 |
山口:長門湯本温泉 | かまぼこ板っ球 | かまぼこ板 |
高知:馬路村温泉 | 湯けむりピンポン | 木うちわ |
北海道:まっかり温泉 | スリッパ卓球大会 | スリッパ |
佐賀:嬉野温泉 | スリッパ温泉卓球 | スリッパ |
山口:湯田温泉 | スリッパ温泉卓球 | スリッパ |
長崎県:雲仙温泉 | なべブタっ球 | 鍋ぶた |
かまぼこ板や鍋ぶた!面白いですね。
そして各地組織が一緒になり全国的な組織として「ご当地温泉卓球振興協議会(公式SNS)」を立ち上げて、各温泉を舞台に様々な大会が開催されているようです。
ガイアの夜明け(テレビ東京)など各種メディアでも各地のご当地卓球が取り上げられているようで、私の知らないところで盛り上がっていました。知らなかったのが恥ずかしいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
風呂桶を卓球のラケットにする、というのは面白い発想ですよね。かつ、ルールも掛け声など面白い要素が詰まっており「ご当地卓球」という域を超えた完成度だと思います。そのため番組で取り上げられたりしたのでしょうかね。
今後の盛り上がりに期待しつつ、そのほかのご当地卓球の盛り上がりにも期待したいですね。
▼その他「卓球映画まとめ」や「卓球トリビア」を記事にまとめています。併せてご覧ください。