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卓球ラバー「表」と「粒高」の違い

卓球小ネタ
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こんにちは!ときおです!
卓球ラバーって様々な種類のものが発売されていますよね。その中で、表面がツブツブの表ラバーと粒高ラバーの違いは知っていますか

見た目はツブツブで同じだけど、なんで名前が違うのと思ったことはないでしょうか?

特に卓球初心者の方で、部活の顧問から「表ラバーにしよう」や「粒高ラバーを貼ったら?」と言われたけど、イマイチ違いが分からないという悩みの声が聞こえてきそうです

ときお
ときお

そこで今回は、表ラバー・粒高ラバーの違いを解説したいと思います。

ちなみに情報サイトによっては、表ラバーを「表ソフト」「表ソフトラバー」と呼ぶことがありますが、すべて同じものです。

 この記事の内容 
  • 「表ラバー」「粒高ラバー」の違いが分かる
  • 「表ラバー」「粒高ラバー」のおすすめラバーを紹介
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「表ラバー」「粒高ラバー」の違いの前に

表ラバー
表ラバー

「表ラバー」「粒高ラバー」の違いの解説の前に、そもそも「表ラバー」「裏ラバー」の違いについて理解していますか?

実は「表ラバー」「粒高ラバー」の違いよりも、卓球をやる上では「表ラバー」「裏ラバー」の違いの方が重要だからです(私の個人的な意見)。というのも、粒高ラバーを使っている人は少ないので、表ラバーと粒高ラバーの違いが話題に上がることは少なく「表ラバー」「裏ラバー」の方が話に多く出てくるためです。

見た目の違い

上の画像のように「表ラバー」はツブツブで「裏ラバー」はツルツルです。そもそも見た目が大きく違います。

機能的な違い

「表ラバー」「裏ラバー」ラバーの違いについて、機能的な違いを解説します。

表ラバーは【速攻】タイプ

引用元:表ラバー|ラバーの選び方|卓球初心者ガイド|知る・学ぶ|バタフライ卓球用品 (butterfly.co.jp)

表ラバーはボールに接する表面積が少ないので相手の回転の影響を受けにくく、早いピッチで球を打つことを得意とします。

ただ、回転を掛けにくいという事は、返球が単調になりがちという欠点があります。またドライブがやりにくいため角度打ち(ミート打ち)という技術の修得が必須で、少し修得には時間がかかります。

裏ラバーのドライブ等を中心とした多彩な回転を武器にした戦術と違い、表ラバーは相手の回転を気にせず前陣速攻でボールを打ち返して行くスタイルが主流です。

裏ラバーは【回転】タイプ

引用元:裏ラバー|ラバーの選び方|卓球初心者ガイド|知る・学ぶ|バタフライ卓球用品 (butterfly.co.jp)

裏ラバーはボールに接する表面積が多いため回転がよくかかります。

そのため、サーブに回転をかけたりドライブをしたり、ツッツキなどの回転系の技に適しています

ただ、回転がかけやすいという事は相手の回転の影響も受けやすいという事で、基礎をしっかり習得していないと相手の回転に対応出来ません。

なお、裏ラバーはラバーそのものの癖が少なく基礎技術の修得に適したラバーです。

もっと詳しく知りたい人向けに、「表」「裏」の違いを記事にしています。詳細はこちらを確認してみてください。

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「表ラバー」と「粒高ラバー」の違い

上記の章では「表」か「裏」かの違いでした。それでは本題の「表ラバー」「粒高ラバー」の違いについて解説していきます。

見た目の違い

見た目ですが慣れないとなかなか見分けがつきません。なぜなら、どちらもツブツブのラバーだからです。

では何が違うのかというと「粒の高さ」です。

粒高ラバーが表ラバーよりも高いです。表ラバーの粒の高さは通常1.0mmですが、粒高ラバーの粒の高さは1.4~1.7mmです。

ちなみに、卓球のルールとして、接着剤を含めたラバーの厚さが1枚ラバーの場合は2mm以内、スポンジを貼ったラバーの場合は4mm以内と決まっています。

明確な定義として、粒の高さを粒の直径で割ったアスペクト比うんぬんというものがありますが、詳しくは書きません(笑)。もし知りたい方がいればググってみてください。

※ウィキペディア アスペクト比 について

攻撃型か守備型か

次に「表ラバー」と「粒高ラバー」のプレースタイルでの違いを見てみましょう。一言で言うと「表ラバー」は攻撃向き、「粒高ラバー」は守備向きなラバーです。

なぜそうなのか、以下機能的な違いで解説します。

機能的な違い

表ラバー

「表ラバー」の最大の特徴は、ボールに接する表面積が少ないので相手の回転の影響を受けにくく、早いピッチで球を打つことができます。

ただ、回転を掛けにくいという事は、返球が単調になりがちという欠点があります。またドライブがやりにくいため角度打ち(ミート打ち)という技術の修得が必須で、少し修得には時間がかかります。

※上記の裏・表の違いで書いたことと同じことですね。笑

ちなみに表ラバーは回転を少しですがかけることはできます(裏ラバーには負けます)。なので、サーブの時に回転をかけるのもGOODです。

粒高ラバー

「粒高ラバー」は、打球時にラバーのツブツブが折れ曲がり、相手のかけた回転をそのまま返球することができます。粒の部分が、相手の上回転を下回転にして返球できるということです。

引用元:ツブ高ラバー|ラバーの選び方|卓球初心者ガイド|知る・学ぶ|バタフライ卓球用品 (butterfly.co.jp)

また、相手の球に強い回転がかかっていても、あまり影響を受けません。そのため返球が楽です。相手の回転の影響は受けないが、利用できるというラバーです。

なお、自分から攻撃は非常に難しいです。そのため上記でも述べていますが守備向きと言えるラバーです。使用選手としてはカットマンなどが使います。

ちなみに、粒高ラバーはできれば初心者は使用せず、裏ラバーや表ラバーの特徴を把握したのちに使用するというのも一つの手だと思います。対戦相手を知るという意味でも、裏ラバーや表ラバーを使った経験は重要になるためです。

ちなみに「粒高ラバー」1枚だけ貼るというのは無く、シェークハンドなどの両面のラケットの片面に貼るのが一般的ですね。

ときお
ときお

ときお的「表ラバー」「粒高ラバー」の違いのまとめです。

「表ラバー」

○攻撃型ラバー

○相手の回転を殺し、速攻ができる

×返球が単調になりがち

「粒高ラバー」

○守備型ラバー

○相手の回転を利用して返球する

×自分から攻撃ができない

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ときおオススメのラバーは?

筆者のときおがおススメの「表ラバー」「粒高ラバー」は以下です。こちらの記事にも裏ラバーも併せて紹介していますので、参考までに見てみてください。

バタフライ インパーシャルXS | 表ソフト

威力あるドライブを可能にするスピン系ハイテンション表ラバー

ときお
ときお

表ソフトながら、スピンをかけやすいツブ形状のシートが、威力あるドライブや鋭いツッツキなど回転を生かしたプレーが得意。相手を油断させて、強力なドライブやツッツキで攻めてみるのもGOOD。

ニッタク モリストSP | 表ソフト

ロングセラー!超多才な表ソフト!

ときお
ときお

私の学生時代からあるロングセラーの表ソフト。言わずもがなで、高性能のラバー。ぜひ歴史を感じてみてください。

ヴィクタス スペクトル S1 | 表ソフト

スピード系高弾性表ソフトラバー

ときお
ときお

スピードと変化に優れ、あらゆる戦型にフィットする表ソフトのスタンダートラバー。ぜひシェイクハンドでの裏面に貼って、表ソフトを使い倒してみよう。

ヴィクタス VO>102 | 表ソフト

攻撃は最大の防御、超攻撃的なハイエナジーテンション表ソフト

ときお
ときお

ブロックよりもまず最優先した攻撃力で、とんでもないテンションで攻撃できる。打って打って打ちまくる超攻撃型のスタイル向け。初心者にはおススメしないですかね。

ヤサカ ラクザPO | 表ソフト

強力なスピンと安定感を誇るハイブリッドエナジー型表ソフト

ときお
ときお

ヤサカが誇る表ソフト。安定した性能を発揮するため、初心者から上級者まで幅広い層に使っていただけると思います。

ヴィクタス カール P4V | 粒高ソフト

カットマン専用の変化系粒高ラバー

ときお
ときお

こちらは粒高ソフト。とくにカットマン向けのラバーです。ツッツキや攻撃の安定性があり、カットマンの方は要チェックのラバー。一度はラケットに貼ってみましょう!

ヤサカ ファントム0012∞ | 粒高ソフト

1.7mmの粒高一枚

ときお
ときお

粒高スタイルの方向けにおススメの一枚。スタンダードなもので、安定性に優れています。まずは一枚、貼ってみてはどうでしょうか。

まとめ

「表ラバー」「粒高ラバー」の違いについて解説しました。

ときお
ときお

ときお的「表ラバー」「粒高ラバー」の違いのまとめです。

「表ラバー」

○攻撃型ラバー

○相手の回転を殺し、速攻ができる

×返球が単調になりがち

「粒高ラバー」

○守備型ラバー

○相手の回転を利用して返球する

×自分から攻撃ができない

ラバーを使いこなして、実力をあげよう

これまでの説明の通り、攻撃系なのか守備系なのか、どちらもツブツブには変わりありませんが粒の高さによって特徴が大きく異なります。数mmの違いでプレースタイルが変わるって、おもしろいですよね~。

ちなみに私の個人的な意見ですが、「粒高ラバー」を使う選手にあまり会いません。ということは、「粒高ラバー」を使えば相手からすると慣れないラバーですので苦戦することでしょう。

ぜひ様々なラバーを試してみて自分に合うプレースタイルやラバーを見つけましょう。卓球って奥が深いな~、と皆様も気づいてくださることでしょう。